電話受付9:00~20:00 年中無休
TEL. 0120-168-296足立区で外壁塗装なら株式会社 山下塗装 | 足立区、外壁塗装で防水対策も万全
対応エリア:23区
新着情報
外壁塗装工事で遅れが発生する原因と対策を説明 ー 2024.10.21
外壁塗装工事が遅れるケースはないのだろうか?
工事が遅れると被害は発生しないのだろうか?
被害を抑えるうえで何をするべきなのか?
建物は経年劣化により老朽化するものであり、長く維持するうえで定期的なメンテナンスが必要であり、なかでも外壁塗装は雨漏りの発生を未然に防ぐなど重要な工事です。
この記事では、外壁塗装工事に必要な日数のほか工事が遅れる原因や事前の対応策、工事の遅れにより発生する損害などについて説明するので参考にしてください。
この記事でわかること
外壁塗装工事に必要な日数と遅れる原因
工事を遅らせないうえでの対策
工事の遅れたときの損害賠償の仕組み
Contents
外壁塗装工事の遅れの原因と対策
工事を実施するにあたっては請負業者との間で契約を交わし、契約書に工期を記載します。
したがって、工事が遅れるトラブルは起こりにくいと考えられていますが、実際には契約どおりの工期に完了できない事例が散見されます。
ここでは、外壁塗装工事が遅れるときの原因と対策について説明します。
一般的な外壁塗装工事の工期
30坪前後の2階建て住宅における外壁塗装工事には、7〜10日ほどの工期が必要です。
塗料の飛散や悪臭、騒音などが発生するうえで事前に近隣からの理解を得るとともに、高所作業用の足場を設置しなければなりません。
塗料の飛散を防止するよう足場に養生シートを取り付けてから、外壁に付着している汚れやホコリなどを高圧洗浄水で洗い落とし1〜2日かけて乾燥させます。
十分に乾いたのを確認してからシーリングの打ち替え、ひび割れ補修など下地処理をおこない、玄関ドアやサッシなどを養生します。
ここまでの作業を終えると塗装に入り、下塗り・中塗り・上塗りを進めていきますが、ここでも乾燥させなければなりません。
乾燥してから塗装作業の状況を点検し、塗り残しやムラ、気になる箇所を手直しします。
その後、足場やシートを解体し、周囲のゴミの清掃や整地するまでが外壁塗装工事の作業であり、最低でも7〜10日ほどが必要です。
工期が遅れる原因
ここでは、外壁塗装工事の工期が遅れるときに考えられる原因について説明します。
天気が悪い
外壁塗装工事は屋外における作業であり、天候によっては工事の進捗に大きな影響が生じます。
塗料が雨水によって流されると均一に仕上げられず、雨天においては塗装作業ができません。
また、塗装作業前の洗浄や下塗り・中塗り・上塗りは十分に乾燥させる必要があり、降雨確率や湿度によっても乾燥するまでの期間が長くなる可能性があります。
強風の日は、工事現場を養生していても塗料が飛散して近隣の住宅のほか車や歩行者などに迷惑をかけるリスクがないか判断しなければなりません。
高所作業用の足場が不安定になりやすいので、作業員の安全を確保できるかどうかも判断が必要です。
このように悪天候により作業をおこなえないときや、晴れていても天気予報によっては作業を中止する日が増えると、工期は伸びてしまいます。
天候のほか、地震が発生したときにも安全性の確保を優先する必要があり、同様に工期が遅れてしまうでしょう。
追加工事・補修の発生
塗装作業前の洗浄作業によって、見込み以上に外壁の劣化が進んでいて損傷している箇所がみつかるケースがあります。
損傷している箇所があると、追加工事として補修などの作業が必要になります。
補修工事は通常の作業工程に含まれていないのが一般的であり、その分だけ工期を延長しなければなりません。
補修工事をおこなうと、日程が遅れるだけではなく追加の費用が発生し、依頼者としては好ましい話ではないでしょう。
しかし、塗装工事をおこなううえでベースになる壁の損傷は致命的であり、傷んでいる箇所は補修工事が必要です。
損傷している箇所がみつかったときには、追加工事をおこなう日程分の工期延長が発生すると理解しておきましょう。
業者のスケジュール管理ミス
外壁塗装工事を請け負う多くの施工業者は下請け業者を使用しており、ほとんどの作業を下請け業者に任せているケースもあります。
下請け業者の都合を把握していない状態で請負業者が工期を設定すると、外壁塗装工事の遅れを引き起こす原因になります。
下請け業者が他の工事に取り組んでいるにも関わらず、無理に工期内で終わらせようとすると、スケジュールがずれ込んで予定どおりに終わりません。
無理やり工期にあわせようとすると、乾燥させる時間を確保しないなど作業が適切に実施されないリスクがあるので注意が必要です。
また、下請け業者から施工する現場までの距離が遠いときも、作業時間を確保できずに工期が伸びる可能性が高いです。
工期の遅れに対する対策
工事の実施中は、工事現場へ顔を出してスケジュールどおりに進んでいるのか現場責任者などに進捗状況を尋ねましょう。
現場責任者から工期の延長を求められたときには、遅れている理由と完了予定日を明確に答えてもらうようにしてください。
曖昧な理由をつけて延長費用を徴収しようとする悪質な施工業者もあるので、延長理由と日程が納得できるかどうかが重要ポイントになります。
契約変更をおこなわないとしても、最低限、延長する日程までに工事を完了する内容の誓約書を提出させましょう。
また、天候や地震など不可抗力による理由だけではなく、施工業者が依頼主に了解を得ずに補修工事を追加しているかもしれません。
追加工事に関しては別途費用を請求されかねない大きな問題であり、看過せずに、取扱いについて現場責任者と協議しましょう。
外壁塗装工事の遅れに伴う費用や損害を抑える方法
外壁塗装工事の遅れは、予定外の費用がかかるなど損害を生む可能性があります。
ここでは、工期の遅れにより発生が見込まれる費用や損害のほか、損害を補ううえでの施工者に対する損害賠償請求について説明します。
工期の遅れにより発生する費用や損害
工事期間中に賃貸物件などで借り住まいするケースにおいては、工期の遅れによって賃貸期間を延長しなければならず想定外の賃貸料が発生するでしょう。
賃貸物件によっては期間を延長できず、ホテルなどへの宿泊が必要になるかもしれません。
施工箇所が店舗など事業物件において、工事期間中は休業するケースがありますが、工期が遅れると経営に大きな影響を与えてしまうでしょう。
なお、工事期間中に建物を使用するとしても、工事によって窓を開けられずに換気できなかったりエアコンを使用できなかったりします。
洗濯物を干せないとともに、工事による音が気になるほか作業員から室内を覗かれている気持ちになるなどさまざまな影響が発生します。
このように不便に暮らさなければならない期間が延びるのは、精神面における損害に他なりません。
施工者への損害賠償請求
一戸建てにおいては損害賠償を請求する事例が少ないのに対し、事業物件では大きな損失が発生するケースも多く、損害賠償のほか工事代金の減額を求める方もいます。
一般的な契約書では、不可抗力により工事を遅延するときに施工業者から発注者に対する理由の説明によって損害賠償や工事代金の減額を負わないよう規定されています。
悪天候や地震が原因のときはペナルティを求められませんが、遅延や工期延長に関して適切に説明されていないときは、この限りではありません。
また、施工業者におけるスケジュール管理のミスなど業者側の原因により発生した工期の遅れに関しては、施工業者の債務不履行を追求できます。
施工業者に対し、工期遅れによって生じた損害賠償金や遅延損害金を請求できるでしょう。
ただし、契約書において遅延や工期延長に関して定めておかないと、ペナルティを求めるのが難しくなってしまいます。
ペナルティを求める際には、契約書の内容を確認するとともに弁護士などへ相談するとよいでしょう。
遅れが発生しないための準備と計画の立て方
外壁塗装工事が遅れてしまうと、何らかの損害を被る可能性が高くなります。
したがって、外壁塗装工事においては遅れが発生しないよう準備と計画の立て方について説明します。
契約書への明記
工事請負契約は、依頼者と請負業者における信頼関係を維持するうえで重要です。
外壁塗装工事は天候などの不可抗力で後期が遅れる可能性があるので、対応策について契約書に明記してもらうと安心です。
雨天によって作業の中止もありえる塗装工事においては、合理的な範囲を越えない限り損害賠償や工事代金の減額を求められません。
ただし、請負業者側の責任によって発生した遅延や工期延長に関しては損害賠償を請求できる可能性があります。
ごく稀に依頼者に確認せず補修・追加工事をして、あとから工期延長や別途費用を請求する請負業者もあるので、注意が必要です。
たとえ不可抗力のトラブルが生じたとしても、依頼者への説明責任があるので、独断で補修・追加工事をおこなう業者は信頼できません。
トラブルにならないためにも契約書には細かく記載をしたうえで、契約書に書かれていない請求があったときは話しを聞いてから支払うか判断してください。
天候が安定している季節の選択
悪天候により作業の中止もありえる塗装工事は、天候が安定している季節に実施するのがベストな選択です。
夏季は塗装が乾くのが早くなりますが、8月の前後は大雨が降りやすいとともに暑すぎて作業に支障が出やすく、冬季は気温が低くて塗装が乾きにくい傾向があります。
塗装工事の理想的な季節は春か秋になりますが、梅雨の時期などは天気が不安定になる可能性があり、細かなスケジューリングが必要になるでしょう。
余裕をもたせた工期設定
入念にスケジュールを立てたとしても、高頻度で台風が到来する日本においては、悪天候による予定の狂いを完璧に回避する工期設定は困難です。
また、洗浄作業において損傷個所が発見されたときには、追加で補修工事を実施しなければなりません。
通常の工期が7〜10日ほどであるのに対し、契約段階から少し長めに工期設定しておくと、工期の延長によって損害を受けずに済むでしょう。
できるだけ早期に完成させてもらうよう請負業者と調整しておくと、期限の前に工事が終わるかもしれません。
信頼できる塗装業者への依頼
施工業者を選ぶときは、複数の業者に見積もりを依頼してください。
見積もりを依頼したときに、具体的な工事費用・工事期間・工事費用の内訳が記載されているので信頼できるかどうかがポイントです。
相場よりも極端に低価格な施工業者は、工事に関わる人数が少なかったり、技術力が足りなかったりする可能性があります。
口コミサイトなどに記載されている評判を判断材料にしてもよいでしょう。
どんなに評判がよくても遠方の施工業者は、緊急事態が起きたときの対応などに時間がかかるため、何かと不便です。
見
積もりから問い合わせまで真摯に対応してもらえる施工業者に依頼しましょう。
まとめ
通常の一戸建ての外壁塗装を工事するうえでは7〜10日ほどが必要になりますが、悪天候などによって工期が延長する可能性があります。
そのほか、業者のミスなどによっても工事が遅れるケースがあり、様々な損害を被る可能性があります。
天候に左右される工事だからこそ、工期の遅れに関する対応策を契約書に明記しておき、工事期間中は頻繁に現場責任者へ進捗状況を確認するようにしましょう。