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外壁塗装に必要な塗料の特徴と種類を知れば選び方がわかる ー 2024.09.10
- 外壁塗装に使う塗料の選び方を知りたい
- どのような塗料が長持ちするのか
- 外壁塗装を成功させる塗料はどれなのか
外壁塗装をDIYするためにホームセンターに足を運んだら、塗料の種類が多く迷ってしまった経験もあるでしょう。
外壁塗装に使う塗料の種類は豊富で、それぞれに特徴や耐用年数が異なります。
どこを塗装するかによって、使用すべき塗料が違うため慎重に選ばなくてなりません。
今回は、外壁塗装に適した塗料の種類や選び方を解説します。
塗装の種類別メンテナンス方法についても解説するので、参考にしてください。
この記事でわかること
- 塗装したい部位に適した塗料の選び方
- 外壁塗装で使用される塗料の特徴
- 外壁塗装は専門業者への依頼がおすすめ
Contents
外壁塗装に使う塗料の選び方
外壁塗装に使う塗料は種類が多く、価格や耐用年数などにも違いがあります。
何を基準で選ぶか迷ったときには、ホームセンターが勧めているもの「売れている」塗料を選びましょう。
売れている塗料はDIYのしやすさ・価格・耐用年数のバランスがよい塗料です。
性能を重視したい方、価格で選びたい方もいるでしょう。
ここでは、外装塗装を失敗しない選び方を紹介します。
バランスで選ぶ
外壁塗装に使う塗料は、雨風や紫外線からマイホームを守る大切なものです。
だからこそ、使いやすさや耐久性、価格を比較すると「安い塗料はよくない」「高額な塗料が長持ち」すると考える方も少なくありません。
塗料の種類にこだわりがないのであれば、バランスのよい塗料がおすすめです。
外壁は値段が安い塗料を使って簡単に塗替えすればいいと思われがちですが、耐久年数が低いと塗り替えの時期が早くなります。
外壁塗装は手間と時間がかかり、数年おきに塗料を購入してDIYを続けるのは大変です。
バランスのよい塗料を選びましょう。
性能を重視する
価格だけに捕われず、性能にも着目してください。
外壁が傷む原因は、雨水と紫外線です。
外壁塗装すべてが防水性にすぐれているわけではありません。
マイホームを建てたばかりの方やリフォームなどで、これからも長く住み続けたい家であれば、耐久性や防水性の高い塗料がおすすめです。
数年後に新築住宅を検討している方、今の家に長くは住まないなら、価格が安く耐久年数が短い塗料を選択するのもよいでしょう。
使いやすさで選ぶ
外壁塗装の塗料は「油性」と「水性」の2種類があります。
どちらも乾燥すれば同じような機能を発揮しますが、完成するまでの時間などに違いがあるため、自分が使いやすい塗料を選びましょう。
DIYのしやすさで人気が高いのは「水性塗料」です。
水性塗料は独特なにおいがなく、蓋をすれば乾燥しないため、塗り残しを翌日に持ち越すことができます。
においもなくVOC量が油性よりも少ないため環境にも優しい塗料です。
デメリットとしては、乾燥するまでに時間がかかるため、天候がよい日を選んで塗装しなければなりません。
油性塗料は乾きが早いメリットはありますが、においがきつく住宅が密集した場所では使いにくくなっています。
耐久性はどちらも十分あるため、使いやすさやスピードなどで選んでください。
色やデザインで選ぶ
外装塗装に使う塗料は、同じ色でもメーカーによって色が違います。
シートなどで見る色と、外壁に塗装した色には差がでることも多く「イメージが違う」と後悔する方もいるでしょう。
DIYする場合、このイメージの違いはある程度許容しておくべきです。
どうしてもイメージどおりに仕上げたいのであれば、塗装業者に相談し複数のメーカーと量を比較してください。
多彩模様塗料は、外壁に塗るだけで素材感を感じられる個性的な塗料です。
価格は高くなりますが、マイホームのイメージを変えたい際に、このような塗料を選ぶことも選択肢としていれておいてください。
外壁塗装に使う塗料の特徴
外壁塗装に使うおもな塗料は、以下のとおりです。
- ウレタン
- シリコン
- アクリル
- ラジカル
- ピュアアクリル
- フッ素
- 無機
光触媒塗料やナノテクノロジー塗料断熱塗料・遮熱塗料など、機能性を重視した塗料も増えました。
ここでは、各塗料の特徴を解説します。
ご自宅に適した塗料はどれか、参考にしてください。
ウレタン |
シリコン |
アクリル |
ラジカル |
ピュアアクリル |
フッ素 |
無機 |
|
耐用年数 |
約5~7年 |
約7~10年 |
約5年~ |
8〜15年 |
12〜15年 |
約15年~ |
約15年~ |
特徴 |
価格と機能のバランスがよい 価格は安い |
価格と機能のバランスがよい カラーが豊富 価格は安い |
耐久性や防水性が高い |
環境に優しい |
耐久性・耐候性に優れている |
耐久性・防水性が高い 変色に強い |
紫外線に強く、耐久性もある |
デメリット |
耐久性は低い |
耐久性は低い |
コストが高い 乾燥しにくい |
施工例が少ない やや高額 |
膨れが起きやすい 高額 |
コストが高い ひび割れしやすい |
コストが高い ひび割れしやすい |
価格相場 (/㎡) |
5,000円~20,000円 |
15,000円~40,000円 |
5,000円~15,000円 |
3,000円~ |
3,000円~ |
40,000~100,000円 |
50,000~120,000円 |
ウレタン塗料
ウレタン塗料は伸びが良く、塗りやすいため外壁塗装に使いやすいのが特徴です。
寒暖差や地震などによりひびにも強く、メンテナンスもしやすいメリットがあります。
低価格で購入可能で使いやすい一面、汚れがつきやすく紫外線に弱いため変色しやすいのがデメリットです。
紫外線が多い時期が続くと、耐用年数が短くなる傾向にあります。
シリコン塗料
外壁塗装では定番の塗料で、耐久性が高く比較的安価になっています。
価格と耐久性のバランスがよく、色のバリエーションが豊富な点がメリットです。
水に馴染む性質があるため、雨水によって外壁が汚れにくく、きれいな状態が続きやすいのも特徴といえます。
しかしながら伸縮性が弱く、自然災害や寒暖の差によってひび割れがおきやすくなります。
アクリル塗料
アクリル系合成樹脂を主成分とした塗料です。
コストパフォーマンスが高く、外壁塗装を低コストに抑えられるため、こまめに外壁を塗り替えしたい方におすすめです。
豊富なカラーバリエーションがあり、好みに合う色を選ぶことができるだけでなく、仕上がりの艶が美しいのがメリットといえるでしょう。
DIY初心者でも使いやすい塗料ですが、耐久性が低く劣化しやすいデメリットがあります。
紫外線に対する耐久性が低く、塗膜が硬くなるとひび割れが起きやすくなります。
塗り替えに関しても、古い塗膜をきれいに取り除いてから塗り替えとなり、手間がかかってしまうのもデメリットの1つです。
フッ素塗料
フッ素樹脂を主成分とする塗料のことで、耐久性が高く防水性や耐候性を向上させることができます。
汚れがつきにくく、簡単に洗い流せるため、美観を損なわず維持することも可能です。
光沢が良く、仕上がりが美しく長期間塗りかえる必要がありません。
塗料のなかでも、価格が高く特殊技術が必要なため、専門業者による施工が一般的です。
ラジカル塗料
安価で高性能なラジカル塗料は、紫外線や雨水に対する耐久性が高いため、劣化もしにくくなっています。
ひび割れの発生も抑えるだけでなく、光沢があり汚れも付着しにくいのが特徴です。
ツヤ消し・ツヤありから選べ、耐久性を高めるならツヤありをおすすめします。
塗料の伸びがよく、作業性に優れていますから、手間をかけずに塗装したい方に人気です。
ピュアアクリル
アクリル塗料は低価格ですが耐久年数が低く、最近では使われない塗料になってきました。
ピュアアクリル塗料は、従来のアクリル塗料の欠点である耐久年数を長くしただけでなく、優れた防水性が魅力です。
一般的な塗料は乾燥すると硬化するため、自然災害や寒暖差によって伸縮できず、ひび割れが起こります。
ピュアアクリルは万が一ひび割れしても、塗膜が働き防水性が持続され、劣化を防ぎます。
弾性塗料のため、汚れがつきやすく落としにくいのがデメリットです。
外壁に浮きが起きると、ひびから水が入り込んでしまうため注意しましょう。
無機塗料
外装塗装に使用する塗料は、有機物を主成分とした樹脂が使用されています。
塗膜が色あせたり、ひび割れたりするのは有機物が原因です。
無機塗料は、セラミックやケイ素を配合して作られた塗料のため、紫外線や雨風の影響を受けにくいため劣化しにくい特徴があります。
カビやこけの発生を抑え、外壁の汚れは水で洗い流せます。
新時代の外装塗装塗料アルティメットウレアコート
今までの塗料の耐久年数は長くて15年でした。
アルティメットウレアコートは、ポリウレア樹脂塗料の1種で、柔軟性を備えたことによりひび割れや剥離が起りにくくなっています。
強靭な塗膜が形成されるため、防水性能が高く透明性があり、外壁を美しいまま保てます。
高度な技術を必要とするため、熟練の職人がいる専門業者に依頼しましょう。
他の塗料と比較すると単価が高く、取り扱いがない塗装店も多いです。
耐用年数30年を考えると、定期的に外壁塗装を繰り返すよりも費用はお得になります。
大切な自宅を守るために、このような新塗料も検討してみてはいかがでしょうか。
外装塗装をDIYするのは危険
外壁の塗装は、住宅の耐久性を上げるためにおこなうため、入念な下準備が必要です。
DIYは塗料を選んで塗ればいいわけではなく、壁の洗浄から足場作り劣化箇所を確認し、補修が終わり乾燥してから塗装を始めます。
高圧洗浄でも落ちない汚れは、目の細かいサンドペーパーで磨き、劣化箇所の状態が浅ければコーキング材で埋めていきます。
この下準備に時間をかけずに、塗料だけを上から塗っても効果を得ることができません。
ひび割れに気付かずに、外壁塗装をすすめてしまうと、劣化やひび割れが大きくなる可能性もあります。
隣家が近い場合には、塗装する旨を伝えておかなければなりませんし、塗装が道路や隣家の敷地に入らないように養生も必要となります。
塗料を選んで、ただ外壁を塗装すればメンテナンスが終わるものではありません。
ひびが入った原因や、内部への影響はないのかなど建物全体のメンテナンスとして考える必要があります。
安易な気持ちでおこなってしまうと、劣化を早めてしまうため注意してください。
外壁塗装は専門業者に依頼しましょう
外壁に小さなヒビがあるような場合、自分でDIYする方もいます。
このような補修は一時的なもので、時間が経つほどにヒビが大きくなったり、外壁の他の部分が傷んできたりします。
「塗装くらいなら自分でできる」「ホームセンターに行けば塗料を購入できる」と簡単に
と考える方もいるかもしれません。
外壁塗装は専門知識が必要で、プロに国家資格が必要な高度な技術が求められます。
定期的に外壁の様子を見る、洗浄するなどのメンテナンスは自分でおこなえますが、ひびやふくらみなどの異常を発見したら、専門業者に相談してください。
まとめ
外壁塗装に使われる塗料の選び方は、価格と耐久性年数のバランスが大切です。
安い塗料で何度も塗り替えるよりも、価格と耐久性年数、そして機能性が備わっているものを選びましょう。
マイホームを大切にし、長く住みたいのであれば、山下塗装がおすすめするアルティメットウレアコートをご検討ください。
外壁診断士がご自宅の外壁をしっかりと診断し、ご予算やお好みにマッチした提案ができます。
外壁塗装に関してご心配や不安があれば、解消できるまで丁寧に説明します。
アルティメットウレアコートに興味がある方も、外壁塗装を検討されている方も気軽にご相談ください。