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悪徳業者に要注意!外壁塗装業者の正しい選び方 ー 2023.10.13
住まいの長寿のためにも大切な外壁塗装。
外壁の汚れや傷みを見ていると「そろそろ我が家もメンテナンス時期かな…」と感じる一方で、外壁塗装工事で悪徳業者に騙されたという話を耳にして躊躇っている方もいるのではないでしょうか。
悪徳業者と知らずに依頼したばかりに「お金を無駄にしてしまった」ということは避けたいですよね。
悪徳業者に騙されるリスクをなくすため、正しい塗装業者の選び方をおさえておきましょう。
大切なお住まいを守るためにも、ぜひご参考ください。
Contents
悪徳業者を見極めるポイント
これまでたくさんの人が外壁塗装工事で悪徳業者の被害に遭っています。優良業者では考えられないような“悪徳業者ならでは”の手口があります。
悪徳業者を見極めるポイントをピックアップしてみたのでひとつずつ見ていきましょう。
ポイント①:急にやってきた訪問販売
優良業者と悪徳業者の見分け方のひとつに「急にやって来た訪問販売」があります。
訪問販売だからと言って「=悪徳業者」とも言えませんが、国民生活センターに寄せられた外壁塗装のトラブルの被害相談で多いのが訪問販売絡みというのが現状です。
突然の訪問で「外壁塗装をしないか」と勧められた場合、興味を抱く提案をされても即決を控えましょう。それでも「今日契約をするべき・すぐに塗装しないと大変なことになる」と怖がらせるような言葉があると悪徳業者の可能性が高いです。
ポイント②:価格がかなり安い
外壁塗装はそれなりにお金がかかるため、少しでも安くおさえたいですよね。
そこで注意したいのは「安く思わせるカラクリ」に引っかからないことです。
悪徳業者の場合、とにかく契約を取りたいので「本日まで半額です」「特別80万円も値引きします」など、思わず飛びつきたくなる大きな値引き額を提示してくることがあります。これは、初めに高額で提示した後に大幅値下げ、あたかも「値引きしてくれた」「得をした」と思わせるようなテクニックです。
本来、お住まいの状況に合わせて正しく丁寧に見積もりされた場合は、大きな値引きは難しいです。値引きできたとしても、端数を処理する程度、もしくは数千円、数万円までが限界でしょう。
また、「安い=品質が良い」ではありません。
金額を安くするために、
・質の悪い塗料を使う
・やるべき工程を省いて人件費をおさえている
などの可能性もあります。
安さに飛びついて大きな後悔をしないように、「提示された価格の安さ」だけで業者を選ばないようにしましょう。また、初めに提示された金額が高過ぎれば、大きく値引きされてもそれほど安くないケースもあります。
ポイント③:高圧洗浄をしない
高圧洗浄を手抜きして外壁塗装をするのも、悪徳業者の特徴のひとつです。
外壁には「砂埃・カビ・苔・泥」といったさまざまな汚れが付いています。このまま塗装しても、新しい塗料は密着せず、数か月後、数年後という早い段階で剥がれ、耐久性はよくありません。
正しい外壁塗装には丁寧な高圧洗浄が欠かせないのです。付着した汚れを落とす作業ですから、平屋でも数時間、2階建てならもっと時間を要します。「1時間もかからずに終わった」というのは単に水をかけているだけの可能性もあるので注意しましょう。
また、高圧洗浄をした後にはしっかりと乾かす工程も必要です。通常、優良業者なら、高圧洗浄は大切な工程なので必ず行います。提示された見積書に「高圧洗浄」という内容があるかを確認しましょう。
ポイント④:下地処理をせずにいきなり塗装
下地処理も大事な工程です。悪徳業者は、下地処理をせずにいきなり塗装工程に入る可能性があるので注意しましょう。
外壁塗装工事における下地処理とは、外壁のひび割れなどの傷みを補修することです。
たとえば、ひび割れ箇所がある場合、程度にもよりますが、すでに雨漏りのリスクが高い状態です。塗料を塗っただけではひび割れは塞がれず、雨水は浸入するかもしれません。状況にあわせて、コーキング補修が必要でしょう。
外壁の状態をしっかりとチェックし、補修の必要性を点検してくれる業者を選ぶことが大事です。
ポイント⑤:塗装方法が簡素過ぎる
塗装回数の少なさ、乾燥時間の省略などが悪徳業者の特徴です。
外壁塗装には、「汚れた外観を綺麗にする」という美観向上のほか、「雨・紫外線の刺激から外壁を守る」という保護の意味合いもあります。家を保護できる“塗膜”をしっかり作るには、たった1回塗料を塗っただけでは足りず、「下塗り・中塗り・上塗り」と3回の塗装回数が基本です。
1回塗りでは塗膜が薄いので、外壁を保護することができないのはもちろん、たった数年で塗料が剥がれてくる可能性が高いです。
本来の正しい塗装方法を簡略化している業者は、自社の利益優先で質を重視していない悪徳業者の可能性が高いです。
見積書内に、下塗りや中塗りといった項目があるかチェックしましょう。また、数回重ねて塗られていても、乾燥が不十分だと質は低下するので注意が必要です。
正しい選び方とは
ここまでお伝えした悪徳業者の見極めポイントをふまえたうえで、正しい塗装業者の選び方を見ていきましょう。
地元の業者に依頼
悪徳業者の方から訪問販売してきたというきっかけで外壁塗装をするのではなく、自分から地元の業者に依頼をすると安心です。地元で長く経営できている」いうことは、これまで地元の多くの家々を手掛けてきたという証とも言えるでしょう。
自社HPがあるとさらに安心です。施工事例やお客様の声なども参考にしてみましょう。
また、身近な地元の業者だからこそ、いざという時にアフターフォローも安心。施工後の不安点や、今後再び塗装メンテナンス時期がやってきたときも相談しやすいのでおすすめです。
複数業者比較
1社だけでは「安いか・高いか」「施工内容が適切か」といった比較対象がないので業者選びを間違えてしまう可能性もあります。数社から見積もりをとってみましょう。
このとき、見積金額だけを比べるのではなく、施工内容などしっかりチェックしてください。
安さの裏に「塗料のグレードが低い」「塗り回数の少なさ」「必要な工程を省いている」といった適当さ、手抜きが隠れていないか確認することも大事です。
即決NG
業者選びでは、即決するのは大変危険です。
「信頼できる業者であること」「もらった見積金額と工事内容が適切であること」などをじっくり吟味しましょう。優良業者であれば、お客様を急かすことはしません。見積書を読み、不安や疑問を残したままでは後悔のもとになります。納得して契約できるように、気になるポイントはすぐに質問してみましょう。
まとめ
今後のお住まいの耐久性と深く関係している外壁塗装業者選び。外壁塗装は、正しい知識を持った腕の良い職人が行ってこそ、品質の高さが実現します。
安くてお得だと金額につられて即決したら、「手抜き工事」「悪徳業者」というトラブルに巻き込まれて散々だったとなれば、金銭的にも精神的にもダメージが大きいだけです。
大切なお住まいのため、そして住む人が今後安心して暮らせるように、今回お伝えした知識をもとにしっかりとした観点で外壁塗装業者選びをしましょう。