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外壁塗装のお金がないときに知っておくべきポイントとNG行為を解説 ー 2024.07.30

  • 外壁塗装が高額で手つかずのまま放置しているけど問題ない?
  • 外壁塗装の工事を安くできる方法があるなら教えてほしい
  • 自分で外壁塗装をするとトラブルの原因になるって本当?

 

外壁塗装をしたくてもお金がないとお困りの方へ、外壁塗装で知っておくと得するポイントや、節約のためでもやってはいけないNG行為を解説します。

 

この記事でわかること

  • 外壁塗装のお金がないときに役立つ情報
  • 外壁塗装の費用負担を少しでも軽くする方法
  • 節約でもやるべきではない外壁塗装のNG行為

お金がないときの外壁塗装のポイントとは?

自宅の外壁塗装が必要な状態でありながら、経済的な問題で放置しているご家庭も多いのではないでしょうか。

お金がないからと外壁塗装を諦めてしまうと劣化がどんどん進んでしまうため、なるべく早い段階での対処が望ましいです。

ここでは、金銭的理由で外壁塗装を諦めている方へ、節約につながる外壁塗装のポイントを解説します。

リフォームローンを利用する

まとまったお金が手元になくても、リフォームローンを利用すれば外壁塗装の費用を準備できます。

お金が貯まるのを待っていると、外壁の劣化が進んで建物がもろくなってしまい、結果的に修繕費用が高額になりかねません。

リフォームローンには金利がかかるため、総額で見ると一括に比べて割高にはなるものの、すぐに対処できるため適切なタイミングで外壁塗装をおこなえます。

借金に対してネガティブにとらえる方もいるかもしれませんが、劣化が広がる前に外壁塗装をした方が節約につながります。

また、リフォームローンは毎月の返済額が固定されているため、無理のない返済計画を立てられるうえに、月々の支払いを数千円と安く抑えられるのも大きな魅力です。

助成金・補助金制度を利用する 

お住まいの市町村によっては、助成金や補助金の制度が利用可能です。

一定の条件を満たせば外壁塗装費用の一部を補助してもらえるので、工事費の負担を大幅に減らせるでしょう。

支給額が10~20万円程度の自治体が多いですが、移住転入・多世代同居のためのリフォームなど30~50万円以上もらえるケースもあります。

たとえば台東区では、高反射率塗料施行助成金制度として、工事費用の20%、上限15万円が助成金として支払われます。

なお、制度を利用するには事前に申請する必要があり、書類の提出が求められるのが一般的です。

市町村によって条件や上限金額などが異なるため、外壁塗装に使える制度があるかどうか事前確認をしておきましょう。

助成金

火災保険を活用する

自然災害が原因で外壁や屋根が破損した場合は、外壁塗装に火災保険が適用される可能性があります。

火災保険が活用できるケースとしては、台風・突風・竜巻・大雪・雹(ひょう)などが挙げられます。

免責金額の設定額は20万円程度が一般的ですが、外壁塗装ではほとんどの工事が20万円を越えるため、ほぼ問題なく利用できるでしょう。

ただし、自然災害による被害と認められた箇所のみ適用されるため、範囲が狭いと節約効果が薄い場合もあります。

火災保険が適用になるかどうかは保険会社の調査によって決まります。

被災から3年以内に申請をおこなう必要があるため、火災保険を活用できるか迷ったときは契約している保険会社へすぐに確認してください。

地元の業者に依頼する

外壁塗装のお金がないときは、大手のハウスメーカーより地元の業者を選びましょう。

外壁塗装のサービスは、大手ハウスメーカーをはじめ、リフォーム業者、ホームセンターなど依頼先はさまざまです。

しかし、大手ハウスメーカーやリフォーム業者はサービスを提供してはいるものの、工事自体は下請けや孫請け業者がおこなうため、費用に仲介手数料が上乗せされます。

さらに大手になるほど広告費や余計な経費がかかってくるため、地元の業者に比べて割高になりがちです。

一方、工事をおこなう地元の業者に直接依頼すれば、仲介手数料は不要となり、余計な経費も少なく済むため費用を大幅に抑えられます。

また、地域密着型の地元業者は依頼人との距離が近いので、スピーディな対応が期待できます。

相見積りを取り安い業者を探す

少なくとも3社以上の業者から相見積りを取って、なるべく安い業者に依頼しましょう。

予算が少ないなかで外壁塗装を依頼するには、適切な施行を適切な価格で提案してくれる業者を選ぶ必要があります。

最初から1社に絞ってしまうと、費用相場や保証内容、サービスの良し悪しが比較できず、相手の言い値で契約させられかねません。

複数の業者に相見積りを取れば、場合によって10~20万円程度安くできる可能性があります。

相見積りの際は、比較検討するために、塗料のグレードや塗装面積などの条件を揃えるのがポイントです。

費用の安さにだけ着目するのではなく、信頼性や実績の多さ、保証サービスの有無なども踏まえて検討してください。

不必要な工事を省き部分的に補修する

外壁全体ではなく、劣化が進む箇所に絞って部分的に補修すると、外壁塗装の費用が大幅に抑えられるでしょう。

外壁塗装は塗装面積によって費用が決まるため、不必要な工事を省いて塗装面積が小さくなれば、それだけ予算内に収まる可能性が高くなります。

補修内容や場所にもよりますが、部分的に補修した場合の1箇所あたりの費用目安は、数万~10万円程度です。

たとえば劣化が少ない箇所に対し必要以上の補修プランを提案された場合は、できるだけ費用を抑えたい旨を伝えてみてください。

もちろん、全体的に劣化が激しい場合はおすすめできないため、まずは業者に外壁の状態を点検してもらい、現状を正しく把握するのが先決です。

閑散期を狙って依頼する

オフシーズンにあたる、夏や冬に依頼すると安く済む可能性があります。

外壁塗装は気候が安定している春と秋に依頼が集中しやすく、夏や冬の閑散期には価格が安くなりやすいためです。

夏や冬が外壁塗装の工事に向いていないわけではありません。

外壁塗装の専門家である業者なら、培った技術と知識で、年間を通して天候に応じた施工をしてもらえるでしょう。

また、閑散期は価格やサービス内容の交渉がしやすいのもメリットの1つです。

時期にこだわらず、塗装スケジュールを業者にうまくあわせれば、割引やキャンペーンのタイミングで依頼できる場合もあります。

ただし、梅雨の時期などは雨天により工事が延期となるケースも多く、その点を踏まえて時間的に余裕のあるスケジュールを組むようにしてください。

節約でも絶対にやってはいけないNG行為

外壁塗装のお金がないからといって、誤った方法を試すのはおすすめできません。

たとえば、放置したりDIYしたりする方法は、短期間で見れば節約になるかもしれませんが、安全面にリスクがともなうためあとになって大きな損害につながるおそれがあります。

ここでは、節約でもやってはいけないNG行為を確認しておきましょう。

外壁塗装をせず放置する

外壁塗装をせず放置した場合、外壁の劣化が加速するおそれがあります。

雨風や紫外線など、外壁は毎日のように外部からの影響を受けています。

塗装が剥がれたり亀裂が入ったりしてしまうと、建物内に雨が入り込んで雨漏りやカビの原因になりかねません。

最悪の場合、基礎や柱など構造体の重要な部分が腐ってしまい、外壁だけでなく建物全体の劣化が進んでしまうでしょう。

本来なら数十万程度の外壁塗装で済んでいたはずが、お金がないと放置してしまったために大規模な補修工事が必要になり、結果的に数百万円かかってしまうケースがあります。

自分で外壁塗装をする

自分で外壁塗装をする、いわゆるDIYで外壁塗装の費用を浮かそうとするのはおすすめできません。

建物のメンテナンスを目的におこなう外壁塗装は、難易度の高い工程をいくつも踏む必要があり、専門的な知識と技術が不可欠です。

万一誤った方法で塗装してしまうと、お金はもちろん費やした時間や労力も無駄になり、結局業者のお世話になって費用が高くつきます。

仕上がりが悪ければ家の外観が損なわれ、塗装効果も機能しないおそれがあります。

また、2階や3階になると高所での作業となるので安全性を確保しなければならず、経験のない素人がおこなうのは大変危険です。

グレードの低い塗料を使う

グレードの低い塗料を使えば節約にはなるものの、一般的に耐用年数が短く、塗装が長持ちしません。

グレードの低い塗料は安価で一見お得に感じますが、工事の回数が多くなると総額が膨らむため注意しましょう。

アクリル塗料など、グレードが低いとされる塗料の耐用年数は5~8年程度です。

一方、シリコン塗料は10~15年程度、フッ素塗料は15~20年程度と、グレードが高くなるほど耐用年数が長くなります。

たとえば15年で考えた場合、アクリル塗料なら2~3回塗り直しが必要ですが、シリコン塗料ならたった1回で済みます。

安過ぎる業者に依頼する

他社と比べて安過ぎる業者に依頼するのは避けた方が賢明です。

外壁塗装の業者のなかには、相場よりもかなり安い価格で見積りを出す業者も存在します。

しかしながら、必要な工程をカットされていたり、あとになって追加費用を請求されたりするなど、悪質な業者である可能性が高いです。

勝手にグレードの低い塗料が使われたり、手抜き工事をされたりするケースもあります。

たとえば相場より10万円以上安い場合、なぜこのような価格にできるのか、サービス内容をしっかり確認しなければいけません。

外壁塗装にはそれなりの費用がかかるため、安さだけを見て飛びつくのは危険です。

訪問販売の業者に依頼する

外壁塗装は必要でも金銭的余裕がない、そんなときに「今ならお得に施工できます」と訪問販売で勧められたら、慌てて契約をしてしまう人もいるでしょう。

ですが、相見積りを取り寄せ自分で相場を調べるなど、事前準備をしないまま焦って業者を選ぶのは施工ミスやトラブルの原因になるためおすすめしません。

訪問販売では、「今やらないと手遅れになる」などと人を煽って契約を急かすケースが多いです。

訪問販売のすべてが悪いわけではありませんが、しつこく営業してくる業者や、高額な見積りを提示する業者には十分注意してください。

まとめ

外壁塗装のお金がないときは、助成金や補助金制度、火災保険の利用のほか、地元業者への依頼や相見積りなど、ここで解説した方法を試してみてください。

節約のために放置したり自分で外壁塗装をしたり、低いグレードの塗料を使うのは長い目で見ると割高になるケースが多いため、注意しましょう。



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